Japanese Traditional Big Companyへの就活に競プロ(≒ AtCoder ?)が役に立たないことはなかった話
はじめに
ある大学院生がJapanese Traditional Big Company(いわゆる日系大手企業数社)に入社するために面接をうけたときの個人的な感想をダラダラと述べる記事です。
結論だけ言うと、タイトルの通り「競プロが役に立たない(= マイナス評価)ことはない」って感じでした。
受けた業界・職種・企業の大きさ
志望した企業は電気メーカーで、プログラミング関係の仕事は主流ではなく、一部AI関係をしているというレベルで、プログラミング能力は要求されていません。さらに職種は材料系の研究・開発でありプログラミングとは?みたいな感じです。会社の大きさは東証一部上場であり、典型的な日系大手企業です。古き良き大企業ってやつです。
ここが大切なところですが、プログラムを書く仕事はおそらくありません。(そもそもプログラムを書く仕事をしたくて選んだわけではない)
面接時の自分の競プロのレベル
そもそも競プロはじめて3ヶ月程度で緑色でした。
AtCoder(競技プログラミング)の色・ランクと実力評価、問題例 - chokudaiのブログ
によると、競技プログラミングに熱心に取り組んでいて、学生ならかなり優秀ってレベルらしいです。個人的には、ある程度プログラミング出来ます、くらいは言っても許されるのかなぁくらいに思ってます。
面接で聞かれたこと
そもそもプログラミング能力は要求されていません。もちろんコーディングテストなんてものはありません。
「最近個人的に勉強していること」を聞かれてそこから競プロの話を面接官としてました。面接官は競プロって?状況ですので、緑コーダーです!って言ったらコミュニケーション不良で落とされると思いました。面接官に聞かれたことは、
- そもそも競プロって?
- 始めた理由
- 学んだこと
- 業務に役立つと感じていることは?
の4点にまとめられると思いました。1つ目に関しては、文系の親や友達が理解できるレベルで説明できるかが大切だと感じました。始めた理由とかに関しては、本音でいいんじゃないんですかね…。評価されたと(勝手に)感じたのは下2つの質問に関してで、
- プログラムは有限時間で動く
- (たいていの製品は)プログラムによって動かされている
- 自分の作った製品がどのように制御されるかを意識して作られたモノとそうでないモノは質が異なる体験をした(大学での研究一般で)
みたいな答えしていました。別にアルゴリズムの話やデータ構造の話はしていませんが、なんとなく面接官が良い反応をしていると感じたのがこのあたりでした。あとは、大学とは関係ない勉強を個人的にしていること(個人的には勉強と思っていません。ゲームです。)も評価されていると思います。
まとめ
僕の感じた限り、日系大手メーカー(not IT)で競プロのレートが役立つことはありません。が、競プロに取り組んで感じたことは評価されると思います。
ということで、みなさん競プロしましょう。
※このブログはAGC037をno sub撤退したあとに書かれました。